本家vs類似品対決(アルスト編)

あんまあぱぱ

2018年01月13日 23:27

以前、ヘリノックスの類似品対決記事を書かせて頂きましたが、私のつたないブログにおいて、アクセス数NO,1となっています。

私を含め、やはりAmazon等に溢れる、一見お買い得な類似品が、オトクなのか、安物買いの銭失いなのか、非常に気になる所。

こういった人柱記事は、やはり人気があるのでしょうか?


その第2段として、今回アルスト編と題してお送りします。


アスルト自体、色々なメーカーから発売されていますので、何処が本家なのか議論の別れるところかもしれません。

今回は、トランギアの物を本家と定義します。



こちらが、言わずと知れた、トランギアのアルコールストーブになります。
(参考価格:¥2700(Amazon))







次に、今回購入した類似品は、こちら。

GEEDIAR アルコールストーブ




Amazonタイムセールで、¥1188で購入しました。




まず特徴として、蓋に持ち手があります。



消火の際、トランギアのものはちょっと火傷しそうな感がありますので、安心感がありますね。




その他の違いとしては、周囲に開いている穴の大きさが、一つおきに異なります。

持ち手と言い、穴の構成と言い、このストーブは、トランギアの類似品というよりは、エスビットのアルコールストーブの類似品という感じです。





トランギアのものは、穴の大きさが全て同じです。





さらに、こちらの類似品には、五徳とケース(布袋)が付いてきます。




五徳も袋も、かなりしっかりしていて、これだけでも元を取った感じです。


それでは、火を付けてみます。





左がトランギア、右が類似品。


炎の上がりっぷりは、断然トランギアのほうが良いですね。




次に、実際の能力を比較してみることにします。

具体的には、同じ量のお湯を何分で沸騰させることができるか・・・で比較してみます。




実験に入る前に、今回タイムセールでもう一つ関連商品を入手したので、それもついでに試してみることにします。


購入したのは、こちら。

Lixada バーベキューコンロ




タイムセールで、¥999でした(^^)


これまでアルストの五徳は、こちらのネイチャーストーブを使用していました。




ただ、アルストの五徳として使用してしまうと、本来のネーチャーストーブとして使用することができなくなってしまうので、折りたたみ式の五徳を探しており、ちょうど良さそうなものを見つけて、思わずポチリ。


中身はこんな感じです。




側板4面と、接続ピン。底板、中板、ケース。さらに、バリ取り用のサンドペーパーが付属しています('A`)

バリはかなりシャープ(というか、プレス加工後処理されていない)なので、ちゃんと処理しないと危ないです。


アルストもジャストフィットです。




バーナーと五徳先端(鍋底)の距離は、5cm弱。




ちなみに、類似品に付属の五徳は、2cm弱。




バーナーと鍋底の距離は、燃焼効率に効いてくるので、五徳の差も合わせて検証することとします。



<方法>

・トランギアのケトルに、500ccの水を入れ、沸騰(目視)するまでの時間を比較

・バーナー2種類、五徳2種類、計4通りでの比較を実施

・水温:約13℃






<結果>

気になるタイムの前に、燃焼状態の比較を・・・。

1)トランギア×Lixada五徳



2)トランギア×類似品五徳




3)類似品×Lixada五徳




4)類似品×類似品五徳






さて、結果発表です。






かなり、五徳の差が顕著に出た結果となりました。


炎の温度測定はできませんが、やはりロウソクなども根本より先端のほうが温度が高いですので、あまり近すぎると、効率は低下するようですね。

また、アルストの差異も、多少ながらあるようで、本家のほうが能力は高いようです。
(燃費は今回比較できていませんが、今回の検証程度では、さほど大きな差はない印象でした)


という事で、結論としては、以下となりますでしょうか。

●類似品アルストは、本家より若干劣るが、使えなくはない。

●付属の五徳は、今ひとつ使えない。

●袋は、なかなか使える。



今回の結果から、最初の1個目としてどちらをオススメするか・・・。

私としては、やはり本家をオススメしたいですね。

それほど単価に差はありませんので、やはり本物を持たれたほうが、所有欲求は満たせるかなと。


それでは~。

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