このGWは、世間の状況もありますが、個人的には仕事の予定もあったりで、淡々と過ごしています。
キャンプにおいて、コーヒーを淹れることは、楽しみの一つであります。
コーヒーは豆を持参し、その場で挽きたてを味わうわけですが、グルキャンで多数の方に振る舞うシーンも多く、
電動のミルを導入し運用しています。
ですが、このところのコロナ禍においては、あまり大人数で集まれる状況になく、若干宝の持ち腐れ感があります。
また電動ミル、1年半ほど使用している中で、気になる点もいくつか。
具体的には、以下。
1)かさばる
2)グラインドが遅い
3)動作音が気になる
2)については、挽いている間に別のことを実施すれば、待ち時間は相殺されるのでそれほど深刻ではありません。
3)については、極端に煩いわけでは有りませんが、音質的に自然の中では異質なのもあり、早朝などは若干はばかられます。
また、
3月に行った娘とのDuoキャンプで、久々に手挽きのミル(ポーレックス)を使用してみましたが、電動に慣れた身にはそれなりに面倒なのと、アウトソースしようと子供やらせてみたのですが、少々使いづらい(回転が重い)みたいでした。
とまぁ、前置き(言い訳)はこのくらいにして、要は、新たな手挽きのミルを買ったので、早速比較してみようかと言うことです(-_-;)
今回入手したのは、こちら。
タイムモア C2
こちら、中国に本社のある、コーヒー器具メーカの製品になります。
中華製=安かろう悪かろう というイメージを持たれる方も多いと思いますが、こちらの製品は、なかなか巷の評判もよく、お値段もそれなりです。
(後発≒パクリ感も無くはないですが・・・)
Web等で紹介されている高級な手挽きのミルにの中には数万円というものもありますので(実際、タイムモアのラインナップにもそのたぐいのものはあります)、それと比べると今回私が入手したC2というものは、7千円代前半(直営店で7,200円)で、比較的安価な部類に入ります。
それこそ、キャンプにおけるコーヒーミルとしてメジャーな、ポーレックスのコーヒーミルが7千円弱(6,930円)ということで、ガチ対決となっています。
(狙った値付けとしか思えない?)
ということで、所々比較しながら、見ていきます。
※なお、ポーレックスのミルについては、私の所持品は旧Verで、現在は”Ⅱ”として主に刃に改良が施されたものが販売されています。その点、差し引いて御覧ください。
(
HPから推測される内容の考察は加えています)
<内容物>
箱を開けると、本体とハンドル、掃除用ブラシ、収納袋、取説(私のは、英語と中国語でした)が入っています。
梱包の雰囲気は、シンプルで上品です。
(いわゆる中華っぽくない?)
<筐体>
ポーレックス・ミニと比較してみます。
粉受けの容量は、お互い20g。ですが、グラインド部の大きさが、タイムモアのほうが長いです。
筐体はアルミニウム合金。全体にローレット加工が施されており、高級感かつ滑り止めの機能も有しています。
粉受けはの着脱は、ねじ式。
加工精度は高く、スムーズに着脱できます。
また、ねじ込むことでグラインド時に粉受け部分が簡単に回らないもの、ポーレックスと違い使い勝手が良いですね。
<ハンドル>
ハンドル部分は、単独でのつけ外しはできず、上蓋と一体となっています。
持ち運びにはイマイチかとも思いましたが、現物を見る限り、問題なさそうです。
また、専用ケースが中で2つに仕切られているので、本体とハンドルを分けて収納することで、本体に傷を付ける心配もなさそうです。
(ポーレックスには、付属ケースはなし)
実のところ、タイムモアには、よりコンパクトになる、
レバー折りたたみのタイプも存在するのですが、お値段が倍以上するので、手が出ませんでした。
(容量も15gになってしまうようですし・・・)
ちなみに、軸との接合部は、六角形です。
ポーレックスは、削れ対策で過去六角→マイナス形状に変更された経緯があるようですが、耐久的にはどうでしょうかね?
<刃>
刃については、そもそも素材が異なります。
タイムモアはステンレス、ポーレックスはセラミックです。
刃のシャープさは、見ての通りタイムモアですが、汚れた際ポーレックスのように水洗いはできません。
ただ、タイムモアの刃は金属=セラミックより表面性がなめらかなので、ブラシ&ブロア(カメラのレンズのゴミを飛ばす用)で、十分綺麗になります。
外側の刃については、タイムモアは簡単に外すことはできません。
まぁ、そもそも水洗いできないので、外れる必要はないですし、上述のブラシ&ブロアで清掃可能です。
ポーレックスの刃は、私のは旧タイプで、現在販売されているものは、刃の形状が変わっているそうです。
HPによると、それにより、同じ回転数で旧型より1.3倍豆の量が多く挽けるとのことです。
<調整ダイアル(ノブ)>
タイムモアは、調整ノブは金属製です。
(つい最近まで、樹脂だったらしいです)
ポーレックスは、樹脂製ですが、ここも旧型と新型では異なるようです。
形状と、クリックのピッチが1/2(1回転あたり8クリック→16クリック)になり、より細かい調整ができるようになったようです(18段階)。
詳しくはHPを参照ください。
タイムモアは、1回転あたり12クリックで、36段階の調整が可能とのこと。
(フルに使うことはまず無いと思いますが・・・)
<重量>
開封して最初に持ったとき、タイムモアはかなり重く感じました。
感覚ではなく、定量的に見ていきます。
(両者ハンドル付き&ポーレックスはレザーのハンドルホルダなし)
○タイムモア:466.5g
○ポーレックス:236.5g
タイムモアがほぼ二倍近い重量となっています。
まぁ、大きさと素材の差かと思いますが、挽く動作的には、ある程度重いほうが安定しそうです。
また、登山とかに持っていかれる方で、1gでも軽いほうがいいということであれば、ポーレックスが良さそうです。
では、実践編です。
<グラインド時間(効率)>
10gの豆(中煎り)を何回転で挽くことができるのか、比較してみます。
厳密には、同一の粒度になる状態に調整して実施すべきですが、計測するすべが無いので、説明書記載の、だいたい中挽きくらいに合わせたうえで、比較してみます。
○タイムモア:40回転(ノッチ18)
○ポーレックス:130回転(ノッチ5)
説明書の記載から、ポーレックス新型(Ⅱ)は1.3倍の効率向上とありますので、新型であれば計算上100回転ということになるかと思われます。
故に、40対100としても、タイムモアはかなり高効率であることがわかります。
大体4〜5人のグルキャンですと、1回に40g(2回分)を挽きますが、この効率なら、電動に頼らなくても大丈夫そうです。
また、これは実際に動作させてみればわかるのですが、タイムモアの回転は相対的にスムーズで、楽に回すことができます。
(指先だけで、回せる感じです)
ポーレックスは、腕の力で頑張って挽いている感があるのですが、タイムモアはそれがありません。
これなら、力のない子供でも大丈夫かと思います。
<粒度ばらつき>
一般的に、優れたコーヒーミルの要件として、粒度が均一であるということが挙げられます。
細かい理屈は抜きにして、写真でその差を御覧ください。
○タイムモア
○ポーレックス
厳密な比較ではありませんが、タイムモアのほうが、ばらつきが少ないように見えます。
では、その違いはどこから生まれるのか。
おそらくですが、刃の固定方法による影響が大きいと思われます。
ポーレックスの外刃は、取り外し可=筐体に対してガタをもっています。
また内刃は、軸との固定に樹脂製の部材を介して固定しますが、刃と樹脂部品の嵌合があまく、それにより内刃全体のガタが大きいです。
それら刃と刃のガタが大きい分、グラインド中にクリアランスが変動し、均一な粒度が得られにくいのではと考えられます。
タイムモアについては、外刃は筐体に固定、内刃は駆動軸との連結部品が金属でかつガタは小さく、切削時にほぼ動かない(=クリアランスが変動しにくい)設計となっています。
そもそものグラインド思想(切るか・砕くか)の違いで、同一設計にはできない面もあるのかもしれません。
その点は、素人の考察ということで、ご容赦下さい。
<耐久性>
現時点では検証できませんが、耐久面では、タイムモアが初期の切れ味を何処まで維持できるのか、それは気になることろです。
(上位機種は、刃がチタンコートされていたりするので、耐久性を犠牲にしてコストダウンしているのは明らかなので)
<まとめ>
これまで記載してきた要件を元に、比較表にしてみました。
純粋にミルとしての機能は、タイムモア優位と考えますが、アウトドア用と定義した場合は、重量とサイズはポーレックスに軍配が上がります。
総合満足度は、あくまでも私の主観(機能重視)であり、またポーレックスは旧型前提であることを、ご理解下さい。
(ポーレックス、刃だけ単品で購入できるので(過去に1回買い替えた経験あり)試してみたい気もしますが、それなりの値段しますので、流石に・・・(^_^;))
ということで、全体を通して満足度の高い(コスパの良い)買い物ができたと感じておりますが、何れにせよその差を活かせる抽出技術を、より磨かないとですね(^_^;)