親父ソログル(?)で食い倒れ 2017/12/09・10

あんまあぱぱ

2017年12月14日 23:29

今をさかのぼること7ヶ月前、千葉県の森のまきばで、その約束は交わされた・・・。

当日は、H家とR家とのグルキャンであったが、親父達はその際、秋頃にどこかでひっそりと親父ソログルをやろうと、誓いをたてていた…。


当初は秋、10月頃を予定していたが、皆多忙なこともあり、なかなか予定が合わず、結局12月の寒風吹きすさぶ中、開催することに。


時は流れ、いよいよ開催間際、メンバーは私を含む3名でのソログルの予定であったが、3家族中(相対的に)キャンプ熱の高いR家奥様が出撃の機会を逃すはずもなく(夫婦仲が良いということかと)、開催地が、電源なし・お湯なし(トイレはきれい)の、テントで寝泊まりのできる河原であるにも関わらず、ファミ出撃に。


さらに直前になり、ファミでも別居ソロ軍幕、高規格でも軍幕、インスタ蝿命で有名なM氏も合流し、親父4名(+R家母子)でのキャンプと相成った…。



<12/9>

いよいよ当日。

大人の遠足が如く、前々からソロ出撃に向け着々と準備を続けていたので、当日は準備万端、7時過ぎに家を出発。


自宅からは、高速でも下道でもほぼ変わらず2時間コースという、(ワタクシ個人的に)イマイチな立地。
ソロであるし、急ぐ旅ではないので、普段は高速大好きな私にしては珍しく、オール下道で向かうことに。

道中便利店で補給物資の調達をしつつ、10時過ぎに現着。




12月の寒風吹きすさぶ河原、さぞや閑散としているものと想像していたが、現実はその逆。写真には写っていないが、ファミ、ソロ、グル、のキャンパーたちで大賑わい。


当日、M氏もR氏も昼過ぎ着予定、H氏に至っては仕事上がりの夕刻着予定ということで、私には、一応場所の確保というミッションがあった。
前述の通り空いているものとたかをくくっていたので、大いに面食らう状況に・・・。


サイト間の位置関係を保てそうな平地の選択はかなり難しかったが、なんとかそれなりの場所を確保。
設営しながら後続の到着を待つことに。




とりあず、自サイトの設営完了はこのような感じに。




前回のレポ時点から追加されたのは、タープに被せたカモフラネット。

サイトが雑然としていると、インスタ蝿NGだと厳しく言われているので、手っ取り早くすべてを覆い隠すために導入。
(そもそも、サイトを飾るセンスを持ち合わせていない私としての、最後の手段)

ただこのネット、意外と夏を日差しを遮る、すだれ代わりにも使えそうな予感。
自宅のゴーヤカーテン代わりにも使えたりして・・・?
(見た目が大いに怪しいので、妻に却下される予感大)


こちらの露営地、駐車場から設営場所まで、徒歩で荷物を運ぶ必要があるが、今回一通りの荷物を運ぶのに、ざっと3往復。
まだまだ一人にしては荷物が多く、コンパクト化は大いなる課題である。


設営後さらにキャンパーが増えていき、見るからに怪しい私の周りにも、設営する方がチラホラ。
あからさまに場所取りをするわけにも行かず焦っていた頃に、友軍M氏が到着。


すかさず私の対面に、焚火を挟む形で設営完了。



今回は、私が米軍テント(しかない)のに気を使い、いつもの米軍パップではなく、フランス軍テントを設営。
(実は、奥様用)
流石のインスタ映えサイト、一丁上がりである。


設営場所が整ったところで、乾杯&遅い昼飯に。

昼飯は定番のカップラーで済ませるが、今回湯沸かしには、アルストを使用。



アルストは、火力も強く、扱いやすく、今後恒常的に使用すると思われる。

ただ、燃費はOD缶と比べて、良いのか悪いのか?
また、今回は湯沸かしにしか使っていないので、料理となると、素人には扱いのハードルが上がる可能性もある。

まだまだ今後修業が必要な予感。


しばらくすると、R家到着。

R家の子供たちは、てっきりファミグルだと騙されて思い込んで現地に来たようだが、子供が自分達だけと知るや、面食らっていた模様。

まぁ、その後は楽しんでいたようなようなので、問題はなかった様子。


R氏は、前回C&Cで設営直後に、台風を恐れ撤退したポーランド軍ポンチョ(ポール二股仕様)。




その背後に、ファミ幕のアスガルド7.1を設営。




軍幕連中の救護棟のようにも、監視棟のようにも見える雰囲気だが、サイトの景観的には、このアスガルドのお陰で、我々のサイトの怪しさがだいぶ中和されたと思われ、救われる結果に。


ちなみに今回のコンセプトは、焚火の周りを囲うように設営し、途中一切動かない&椅子禁止。




椅子ではなく、その上に座れと、M氏から麻袋を支給された。
まるで、砂利の上に麻袋とは、江戸時代の罪人のような扱い・・・。




腰に不安を抱える年頃の親父に椅子禁止とは、拷問以上の何物でもないので、しかたなく追加で、こちらの高級座布団”Z-seat sol”を購入し自衛。




まぁ、ファミキャンのお座敷スタイルで妻に使ってもらえば喜ばれるかなぁという思いもあり購入したが、今回焚火で2箇所ほど焦げが出来てしまったのは、少し残念・・・。


風よけのために、R氏に陣幕ワイドを提供してもらい、夕方到着予定のH氏の設営場所を確保した上で、一旦設営完了。


ここから、長い宴会のスタートである。


まずは、夕飯前ということで、焚火で乾き物や、イワシ、持参した自家製ハムなどを炙りつつ、ちびちびと呑む。

まさに、至福の時である。




3時過ぎくらいから、木立に日を遮られ、徐々に冷え込んでくる・・・。
今回まともな明かりはルーメナーとヘッドライトだけなので、暗くなる前に夕飯の仕込みを開始。

今回、当初はキムチ鍋を考えていたが、子供たちでも食べられるものをと考え、やさしいちゃんこ風の鍋を作ることに。




作ると言っても、市販のスープに、豚肉と野菜をぶち込んで煮るだけという、料理とも言えない料理。

具材を入れたら、あとは焚火にかけて放置。
食べたいときに、食べたい人が食べるという、お気楽スタイルに。


私の下家に座しているR氏は、焚火で鉄板を温め、ホルモン(シマチョウ)を焼き始めた。



この鉄板、ホームセンターで板厚3mmの鉄板をただカットしてもらっただけという、非常にコスパの良い逸品で、これが有ると、市販の高級鉄板の存在が微妙に見えてくる。

彼はこの鉄板を、今日のため自宅のコンロで日々一人で使い込み、持参したというのを、奥さんにバラされる。


ただ残念なことに、彼は私以上に料理のセンスが微妙で、味付け無しでホルモンを提供しようとし、皆に静止される。
せめて塩コショウ、ないしは醤油などで味付けをしてくれと、M氏と私から調味料を提供。

味付けられたシマチョウは、それは美味であった。
(ただ、この脂身が徐々に私の胃袋を蝕んでいく・・・)

そのころ、仕事終わりのH氏が到着。

早速私の上家に、ドイツ軍パップテントを設営。



これにて、本日のメンバー全員集合となった。





H氏到着後も、宴は続く。

対面に座しているM氏からは、麻婆豆腐のお裾分けを頂いた。

この麻婆豆腐、辛いだけでなく、本場並みに山椒の麻も効いており、とても美味しく頂いた。
ただ、他のメンバーには、辛すぎると不評で、あまり人気がない。

しかたなく喜んで、2杯もおかわりを頂いてしまった。
(これにより、どうも胃の調子がおかしくなる・・・)


辺りはすっかり暗くなり(それでも7時位?)、かなり寒さが厳しくなってきた。

風が私とH氏の間辺りから、M氏とR氏の間へ抜けるような風向きで、私は煙くはないものの寒く、M&R氏は温かいが煙いという状況。
(陣幕を背にしたH氏が、一番快適だったようだ)

どうもその寒さと、先程の麻婆の辛さのせいか、しゃっくりが止まらなくなってしまった・・・。
お陰で、H氏の渾身の力作であるエビチリを食べ損ねる始末。

特に気分が悪いというわけでもなかったが、寒い&しゃっくりが辛いので、一時的に、R家アスガルドへ避難。

中は石油ストーブでぬくぬくであり、このまま朝まで寝てしまおうかとも思ったが、流石にそれは色んな意味でまずいと思い直し、小一時間で自席へ。

いやぁ、アスガルドはいい幕だ。
サンタさん、くれないものか・・・。


その後も他の3人は、カロリー高めの食材を焼いては食べ、食べては焼きを繰り返していたが、無念私は食べることも呑むことも出来ず、正座して会話に加わるのみとなってしまった・・・。







歳と共に食べられなくなっている自覚はあったが、宴席で取り残されるのは、何とも虚しいものである。
特に、度重なる中国出張で免疫もついており、中華については抵抗がないはずだったが、まさか日本で中華料理にやられるとは・・・一生の不覚であった(大げさ)。


楽しい時間もあっという間に過ぎて、その日は22時を回った頃にお開きに。
(とにかく、寒かった)





宴会では戦いに敗れたが、睡眠では、敗北は許されない。

今回は、寝床にローコット、その上にZ-lite solを敷き、寝袋には普段妻が使用しているNanga450オーロラを借用。
その中にインナーシュラフ、念のためその上からポンチョライナー(薄いキルティング)をかけて寝ることに。

着衣は、下はスパッツ(靴下なし)、上はユニクロ極暖にダウンベストを着用。
湯たんぽやカイロの類はなし。

寝袋以外、ほぼいつもと変わらない感じであったが、テント自体がコンパクト&密閉性が高いので、結構温かく感じる。

見た目は奇抜だが、機能的に優れたテントを手に入れたようだ。


<12/10>

翌日は、6時半頃起床。
実際、問題なく朝まで快適に、ぐっすり寝ることが出来た。


まず驚いたのが、自身の吐く息のせいか、目の前のテント内部が結露しまくり。
まさに、テント内に雨が降ったような感じとなっていた。




今回はポンチョライナーを掛けていたので関係ないが、特にコンパクトテントで寝る場合、冬場の結露を考えると、オーロラorシュラフカバーは必須かもしれない。

インナーを開けフライの天井を見ると、当然こちらも大結露。

フライの天井に触れないよう、最新の注意をはらい外へ。


今朝も良い天気。






(アスガルド7.1が、12.6に見える・・・。母親に叱られて、陣幕に追いつめられた子供達のようにも見える・・・。)


起床時点の気温は、このような感じ。



暖房無しで、外気温との差が4℃近くあるのは、やはりテントの密閉性のおかげか?


今朝の外気温は、思っていたより冷え込んでない印象。

しかし、テントのフライ外側は、見事に凍りついている。




放置していた飲みかけのペットボトルのお茶も、シャーベット状になっていたので、間違いなく氷点下になっていたと思われる。


皆も起きてきたので、朝焚火&朝食の準備。




朝食は、昨日の鍋の残りに、うどんを入れて皆に提供。
R家の子供たちが、喜んで食べてくれてよかった。

コーヒーも淹れて提供。
昨日の満腹を引きずっているので、朝飯はもうこれで十分。

H氏が渾身の火おこしで温めたクラムチャウダーを遠慮する形となり、申し訳ない思いであった、




食事が済んだら、今回のメインイベント、インスタ蝿する写真の撮影会へ。


私を除き、もうこのためだけにキャンプをやっているような3人なので、それはもう気合が入りまくり。
邪魔だからどけと、何度言われたことか・・・。


Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



(とか言いつつ、私もThetaでちゃっかり撮影)


撮影も終わり、撤収作業へ。

太陽は出ているものの、木々に隠れて日光が当たるのは10時頃。

それまでびしょ濡れの幕を乾かす事ができず、それ以外の片つけを。

日が差してきたら、タオルで拭きつつ、なんとか乾燥撤収。

11時頃に解散、現場をあとに帰路へ。



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今回、私自身のキャンプ歴でも2回目のソログルであったが、想像以上に楽しい場であった。
屋外で焚き火を前にして呑むほうが、居酒屋で呑むより断然楽しいと感じる。

ただ、ソロにはソロの良さがある反面、家族とのキャンプが恋しくなる思いもあり、そういう点でも、ファミキャンの良さを見直す機会にもなった次第。
(嫌がられるまで、娘達とはキャンプに行こうと心に誓うのであった(^_^;))





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