レザークラフトを始めてから、かれこれ約1年が経ちました。
その間、特に教室などに通うことはなく、独学というか見よう見まね(一応、本は1冊買いました)で作っています。
ちなみに、購入したのはこちらです。
映像付きで、なかなかわかりやすかったです。
子供のスキーなども見ていて思いますが、何事も、基本は初期に先人に学んだほうが、遠回りせず、変な癖がつかず、ある一定の領域まで早く達することができると思います。
1年作ってみて、やはり基本を学んでいないことで、初期に作ったものがあまりにみすぼらしくて、相当恥ずかしい思いです。
(そんな作品を貰っていただいた方には、ホント申し訳ない思いです・・・。正直、気に入らなければ処分していただいて構いませんので^^;)
毎作作るたびに成長を実感できるのは楽しいと言えば楽しいのですが、もう少し見栄えの良いものを安定して作れるようになりたいという思いもあり、悩ましいところです。
やはり、プロ(対価を得ている)の方の作品は、それなりにオーラというか、細かいところに手抜きがないですよね。
ヘリ(側面)の仕上げとか、縫い目の均一さとか。
工程が増えると、当然工数(完成までの所要時間)も増えるわけです。
レザークラフトを始めた当初は、正直レザークラフトの完成品って、材料費に対してボッタクリだなぁ?と思っていましたが、作り続けるうちに、そうでもないな・・・というか、むしろこの単価ではたして儲けはあるのか?とすら思うようになってきました。
では、実際自分がどのくらい掛けて一つの作品を製作しているのか・・・、すこし真面目に算出してみました。
お題は、こちらのOD缶カバー(110gサイズ)
※話は逸れますが、この110サイズのOD缶、手に馴染むサイズ感が、私大好きです(コスパはイマイチかもしれませんけどね^^;)。
テーブルに置いても、邪魔にならない大きさかと。
工程、及び工数は、ざっと以下のイメージです。
(工数は実測値ではありません)
(型紙製作時間は除く)
1)ケガキ&切り出し:15分
2)ヘリ仕上げ:30分
3)穴あけ(天面45箇所:側面102箇所):30分
4)縫製:120分
5)最終仕上げ:15分
多少の誤差はありますが、私の場合、段取り含め最短でもこれくらい(Total3時間半)は掛かると思います。
恐らくプロは、縫製はもっと早く出来ているのだと思います。習熟や集中力の問題、縫い目の数による違いは有るかと。
また、縫製が機械化(ミシン)されていたりする方もいると思いますので、更に工数は短縮されている可能性もあります。
(ガス缶カバーの場合、使用箇所は限定されるかなと思いますが・・・)
賃率を1000円/時間としても、工賃だけで3500円、その他材料費等を考えると、一般に販売されている方の売価として、4000円~5000円位はボッタクリではない(むしろ儲けは有るのか?)金額かと思います。
もちろん、作品の完成度に対し、金額的に満足がいくかどうかにもよりますが。
(少なくとも、私は自分の作品を、4000円出して買おうなどと一切思えませんけど・・・^^;)
私としては、製作自体が趣味なので、工賃についてはプライスレスというか、楽しませてもらっているという感覚です。
作品を販売されている方も、恐らく私に近い考え方なのではないかと思いますね(儲けはあまり考えてないのでは?)。
個人的には、他の方の製作されたものは、作例として見習うところは大いにあると思いますので、余裕があれば購入したいですし、拝見したいですね~。
それこそ、駒ヶ根とか、軽井沢などで開催される、クラフトフェアなどに行ってみようかと。
妻も手作り大好きなので、クラフトフェアをネタにキャンプを計画すれば、前向きに参加してもらえるかも・・・?
何ともとりとめのない記事になってしまいましたが、とにかく私の場合、基本的に製作するのが楽しい=掛かる金額は趣味への投資なのです。
ですので、差し上げて喜んで頂ける&気持ちを返して頂けるだけで、むしろモドが取れたようなものなのです。